一夜の物語

月が愛しているよと囁く傍らで

星が傍にいるよと呟いている

夜露に濡れた肩を互いに抱き合い重ね

一夜の物語は今、始まる

わたしの胸に落ちたあなたの背中に

手を廻し髪を撫でれば

胸と胸の鼓動が響き合う

波打つように身体がうねり

白い腕にたくましき腕が絡んで

潤い溢れ

宵の空へと昇りゆくよ


儚く壊れそうな恋だから

この手の中に永遠をつかむまで

月の囁きさえも

星の呟きさえも

二人の吐息で消えてなくなるほど

愛してよと願うの

窓辺から零れる月灯りが

朝の光に変わるまで

一夜の物語

あなたの口から聞かせて







ひとひらの花とポエムと

穏やかに過ぎる日々 傍らに ひとひらの花。 花に重ねたポエム。 はじめまして。。 ポエム「コイウタ」を始めました。 美しい花の画像は 花の写真を撮られるブログ友達の「たんさん」から 許可をいただいてお借りしています。 花の画像も楽しんでいただけると幸いです。 添えた詩はつたない詩たちですが、よろしくお願いします。

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