九月の空

九月の空は雨に濡れた水色

零れる滴はまあるくまるく

覗けば遥かな水平線が見えてくる

九月の空はいつか見た水色の風船

手のひらから飛ばせば

風に舞い木々に揺れ

草原を駆けぬけて遠い街へ届くだろうか

九月の空を見上げると愛しい人に逢いたくなる



声を聞き

手に触れて

力いっぱい抱きしめる

何にもいらないから

あなただけに逢いたかったのと愛しい人の前で言いたくなる

逢いたいのです

触れたいのです

九月の空の下

待たせてごめんって笑って抱きしめてほしいのです




             


                

ひとひらの花とポエムと

穏やかに過ぎる日々 傍らに ひとひらの花。 花に重ねたポエム。 はじめまして。。 ポエム「コイウタ」を始めました。 美しい花の画像は 花の写真を撮られるブログ友達の「たんさん」から 許可をいただいてお借りしています。 花の画像も楽しんでいただけると幸いです。 添えた詩はつたない詩たちですが、よろしくお願いします。

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