海へ(修正再投稿)
海へ続く小路を並んで歩いて行った
言葉も交わさずに向こうの海だけを目指して歩いて行った
わたしはさりげなく腕に手をまわして
海を見つめる横顔を黙って見ていた
海辺に立ち尽くし遠い地平線を見つめる
あなたの横顔が笑顔だったのを
あの日見た景色よりも何よりも覚えてる
海はあんなに穏やかで青だったのに
思い出が遠くなっても海へと向かう小路は今も変わらず
穏やかで深い青は波打っている
見つめれば浮かぶのはいつも笑顔
心に刻んだあの日の笑顔
あなたと過ごした時間は
わたしなりに幸せな一時だった
あなたから貰ったたくさんの愛を
青の海を見つめる度に思い出すのが何よりの証拠
同じようにわたしはあなたに
幸せの時間を作ることは出来ていたのかな
心寄せることが出来ていたのかな
あの時
あなたが笑顔で良かった
思い浮かぶのが笑顔で良かった
記憶に残したのは笑顔で良かった
きっと、今も、どこかで、
その笑顔で暮らしていると信じて
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2020.01.07 07:59
2020.01.07 07:18