空白の時間

あなたの言葉が届かなくなってから

それからどれくらいの時間を過ごしてきたのだろう

ひとつひとつ遡って言葉を辿れば

その時の優しさに辿りつくけど

気付かなかったこともたくさんあったのだろうね

どんな気持ちで

どんなぬくもりで

どんな優しさで

どんな強さで

わたしに向き合っていてくれたか

今ならわかる気がする

脆い時もあって

弱い時もあって

そんなことは何にも見せずに

向き合っていてくれたのかなと思うと

わたしには思い遣ることの足りないことがいっぱいあったね

あなたから言葉が届かなくなってからの空白の時間

色んなことに気付けて知ることができた

だから、もう

あなたのその手を離しても大丈夫