朝
長い夜を超えて
新しい朝が始まる
眩しい太陽の光が注いで
窓を開ければ温かな風が
まだ眠るあなたに纏わりつくように
無邪気に遊んで消えていく
遠くで聞こえてくるのは子供たちの声
桜吹雪が舞う中を駆け抜けていくよ
朝が季節を運んでくるのを
どうして今日まで気づかなかったのだろうね
当たり前のように過ぎゆく日々は
少しずつ景色を変えていたのに。
手のひらに舞い降りた桜吹雪の花びら
今年は少し早いねと
目覚めたあなたが言う
おはよう
今日もいいお天気だよ
そして、また
わたしはあなたを抱きしめるんだ
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