海へ
海へ続く小路を並んで歩いて行った
言葉も交わさずに向こうの海だけを目指して歩いて行った
わたしはさりげなく腕に手をまわして
海を見つめる横顔を黙って見ていた
海辺に立ち尽くし遠い地平線を見つめる
あなたの横顔が笑顔だったのを
あの日見た景色よりも何よりも覚えてる
海はあんなに穏やかで青だったのに
思い出が遠くなっても海へと向かう小路は今も変わらず
穏やかで深い青は波打っている
見つめれば浮かぶのはいつも笑顔
心に刻んだあの日の笑顔
あなたが笑顔で良かった
思い浮かぶのが笑顔で良かった
記憶に残したのは笑顔で良かった
きっと、今も、どこかで、
その笑顔で暮らしていると信じて
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2018.01.18 00:18
2018.01.18 00:00
2018.01.17 23:52