とけていく

夜の帳が下りて

見えるのは壁際のセピア色の灯りだけ

目の前のその胸に深く潜り込めば

背中を抱いた腕が強く引き寄せる

壊れそうだよ、、と

言おうとした私の言葉が唇で塞がれて

熱を帯びた手が、指が

身体の曲線を辿るように動きだした


乱れる呼吸

零れる吐息

溢れる蜜に

伝う雫

空を掴もうとしたわたしの手を

あなたの手が掴む

セピア色の灯りがゆらゆら揺れて

わたしの肌に影を落とした

胸に

いくつもあなたの汗がしたたり落ちて

わたしは思わずあなたの背に爪を立てたよ

重なる影は


二人の中に溶けていく

ねぇ、灯りを消して、、、

ひとひらの花とポエムと

穏やかに過ぎる日々 傍らに ひとひらの花。 花に重ねたポエム。 はじめまして。。 ポエム「コイウタ」を始めました。 美しい花の画像は 花の写真を撮られるブログ友達の「たんさん」から 許可をいただいてお借りしています。 花の画像も楽しんでいただけると幸いです。 添えた詩はつたない詩たちですが、よろしくお願いします。

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