すっと伸ばした手が

部屋の灯りを落とせば

白いシーツの波間を泳いで漂い

時に深く沈みゆく

そんな私の身体を 強く掴んで

胸に引き寄せるのは



やさしい胸のぬくもり

幼子のように包まれる

私の 呼吸と共に

揺れる肩から 背を流れ

腰へと辿る指先

下りては上がり

また下りていく

辿る指先の痕には悦び

教えてくれたのは


零れる吐息 桜色して

ひとつ溢せば

熱き唇に塞がれる

だんだんと熱を帯びて

吐息は深紅に変わるころ

強く強く 唇を塞いだのは



夢のように流れて

夢のように零れて

夢のように溢れて

夢のように煌めいて

夢のように 大きく息をついた


夢のような

夢の中

あなたは



ひとひらの花とポエムと

穏やかに過ぎる日々 傍らに ひとひらの花。 花に重ねたポエム。 はじめまして。。 ポエム「コイウタ」を始めました。 美しい花の画像は 花の写真を撮られるブログ友達の「たんさん」から 許可をいただいてお借りしています。 花の画像も楽しんでいただけると幸いです。 添えた詩はつたない詩たちですが、よろしくお願いします。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • 千恵 花

    2017.09.28 22:39

    @tan人は誰でも胸に情熱を秘めているのではないでしょうか(^^) tanさんの写真が色を添えてくれます。 ありがとうございます。
  • tan

    2017.09.28 08:31

    なんて情熱的な詩なのでしょうか・・・。    良いですね。